一貫生産とは
一貫生産とは、製品製造にかかる加工・検査・組立等の製造工程を、社内で一貫して対応する体制を意味します。鍛造技術から発展し、プレス加工、めっき表面処理加工、成形加工、一体成形加工、自動組み立てまで、社内での一貫製造にて対応することが可能です。ファインネクス独自の一貫生産体制は、QCDにおいて最適なご提案につなげます。社内で設計製作した組立自動機、金型、画像検査装置で、ノウハウと技術を活かして製造、品質力やスピーディーな対応力で「ファインな違い」のあるご提案をいたします。
一貫生産のメリット
- 品質の向上
各製造工程が近いため、フィードバックが早く、高い品質維持が可能 - 納期短縮
同一社内の連携によりリードタイムの短縮を実現 - コスト削減
横待移動の費用と時間、中間在庫を削減し、品質を向上させることによりコスト削減を実現 - 金型、設備自社制作
自働化工機、金型、画像検査装置などの各種設備を内製しスピーディーに対応
一貫生産の流れ
「金型設計」「プレス加工」「成形」「めっき処理」「インサート成形」「組立」「梱包」と電子部品の製造には複数の製造工程に分けられます。上記の製造工程をそれぞれの製造業者に外注することもできますが、当社ではすべて社内で対応します。
製造工程を分けることにより発生する様々なコストの削減に寄与します。
① 金型設計
精密鍛造金型、プレス金型も当社で設計・制作しております。保全や修理、技術施策にもスピーディーに対応します。
② プレス加工
社内で設計製作した金型は、高精度な部品加工技術を用いた金型部品を使用しており、多種多様なコネクタ用端子に対応しています。
④ インサート成形
バリ・ショートショット不良の「ゼロ」を目指した修繕作業を極力必要としない工程設計をコンセプトにしております。
⑤ 梱包
インサート成形の組み立てや検査、梱包まで一貫して行います。
一貫生産製品の例
当社では電子部品製造の一貫生産に置いて、各工程の距離を縮め、工程間のフィードバックを素早く行うことで、ばらつきを極限まで抑えた生産体制を構築し、全数検査を必要としない工程能力の高いものづくりを実現しています。また、納期、コストを含めたトータルバランス、更には鍛造部品とのシナジー効果を発揮し、競争力のあるご提案を行います。
線材端子を使ったコネクタ組立品
鍛造加工に長年従事し、蓄積したノウハウを活かした線材端子を使用するコネクタOEMです。
端子加工からコネクタハウジングにインサート成形を行うまで一貫して生産、コストメリットのあるコネクタOEM生産が可能です。
プレス端子を使ったセンサー組立品
センサーに用いられるセンサーハウジング及びリードフレームを、センサーOEMとして製造が可能です。
プレス加工にてフープ材を打ち抜き、連続めっき装置でめっき処理、フープインサート成型まで一貫して対応します。