当社のめっき技術について(フープめっき、ワイヤーめっき)

当社のめっき加工の方法は、ロール状の加工対象に連続・高速でめっきをする方法です。
ロール状に丸められた金属材料やリールに巻かれた加工対象を、引き出しながら前処理工程やメッキ工程を連続的に通過させ、再び巻き取って完成させます。

フープめっき(リールtoリール)のイメージ

リールtoリールのメリット

ラックめっきやバレルめっきに比べて製品を材料の供給からめっき処理まで連続的に加工できるため生産性が高く、製品の安定性に優れています。加工後の製品へめっきするよりも、フープめっきした材料を加工することによりコストを削減できる事例もあり、従来のバレルめっきで生産されていた製品でもフープめっきされることもあります。

リールtoリールの工程

  1. 前処理
    素材についている油、酸化被膜の除去
  2. 下地めっき
    素材の状態(表面)を整え、密着性の向上
  3. 仕上げめっき
    めっき処理
  4. 後処理
    洗浄・乾燥・リフロー処理・巻き取り

めっき能力情報

コネクタ端子を、打ち抜き加工、曲げ加工などのプレス加工により制作します。
表面処理に関しては、コネクタとして「接触性」や「はんだ濡れ性を向上」させるための表面処理技術やコストメリットを出すための部分めっき技術なども、ご要望に応じて対応します。

めっき仕様

銅、錫、ニッケル、硬質金、軟質金、銀

評価センターのご紹介

ファインネクスでは、各種分析装置を導入し常に安定した品質の維持管理を行っています。
分析力、解析力を向上させ、安定した品質の技術施策を進めます。量産の品質評価にも活用し、科学的に迅速に解決策を導き出します。
信頼の分析力と解析力を持つ評価センター

一貫生産について

当社では、製品製造にかかる加工・検査・組立等の製造工程を、社内で一貫して対応しています。
鍛造技術から発展した、プレス加工、メッキ表面処理加工、成形加工、一体成形加工、自動組み立てまで、社内での一貫製造に切り替えが可能です。
ファインネクスの一貫生産