プレスフィット端子・ピン(プレス&表面処理)
プレスフィット端子・ピンとは
プレスフィット端子・ピンとは、基板に設けた孔に圧入し、弾性変形によって発生する復元力によって保持出来る構造を持った端子の事です。
これは従来、半田が担っていた役割ですが、プレスフィット端子・ピンに代替する事で、半田実装工程を省略する事が出来、結果として製造コストの低減や環境負荷の低減に寄与致します。
プレスフィット端子・ピンの詳細につきましては、下記ご参照下さい。
関連ページ:【プレスフィット(Pressfit)端子・ピンについて】のページへ
ワイヤー材プレスフィット端子・ピンとの比較
弊社ではプレス加工の他、ワイヤー材を圧造加工にて加工したプレスフィット端子・ピンも製作可能です。
ワイヤー材のプレスフィット端子・ピンは材料ロスが無く、イニシャルコストも安価で製作可能ですが、複雑な形状には対応困難です。
プレス加工でのプレスフィット端子・ピンは形状の自由度が高い為、幅広い形状に対応可能ですが、半面、イニシャルコストは圧造加工と比較して高額になる傾向がございます。
弊社では、ご検討中の端子に最適な加工方法をご提案させて頂きますので、ご相談下さい。
関連ページ:【プレスフィット(Pressfit)端子・ピンについて】のページへ
素材板厚
板厚t=0.64mm、0.8mmの他、様々な板厚の加工が可能です。
材質
C5191(リン青銅)を推奨致します。理由として、C5191の持つバネ性が、プレスフィット端子・ピンの保持機能を最大限に有効化出来る為です。
他、C7025(コルソン銅)についてもプレスフィット端子・ピンの用途に適しております。
C7025(コルソン銅)はC5191(リン青銅)と比較して電気伝導率が高く、近年の急速な情報化社会の発展において注目されている材質です。
めっき・表面処理
Ni下地+Sn(リフロー処理)めっきが一般的です。他めっき仕様も承りますのでご相談下さい。
キャリア
弊社ではセンターキャリア方式・片側キャリア方式での対応が可能です。
センターキャリア方式では、端子両端に表面処理を行う事が可能ですので、インサート成形品の用途に最適です。
片側キャリア方式では、ギャング圧入が可能となりますので、コネクタへの圧入組立等に最適です。
インサート成形について、弊社で端子製作~インサート成形まで一貫生産にてOEM対応可能です。詳しくは下記ご参照下さい。
関連ページ:【インサート・一体成形(成型)一貫生産事業】のページへ
主な用途
車載コネクタ、民生品コネクタ、車載ライト、車載センサー、車載アクチュエーター、車載モーター等
※規格仕様(線径、長さ、めっき)、材質等におきましては、ご相談にて対応させていただきます。