冷間鍛造のメリット
冷間鍛造のメリット
材料ロスが発生しない
金属材料に叩く、伸ばす、曲げるなどの力を加えるのみで加工する方法のため、プレス加工や切削加工で発生するクズがなく、原材料費を抑え、環境負荷の少ない加工を行います。
加工タクトが短く大量生産が可能
製品一つ一つの加工タクトが短く、加工速度の向上が可能です。
コストダウンに有効
材料ロスの発生を防ぎ、大量生産も可能なため製品のコストダウンが可能です。また、鍛造加工の金型はメンテナンスパーツが少なく、初期費用の削減が見込めます。
冷間鍛造のデメリット
- 複雑な形状の加工が難しい
- 加工設備の準備時間がかかるため、小ロットの加工に向かない
プレス加工、切削加工との比較
金属線材を使用する冷間鍛造加工は、プレス加工や切削加工と比較してコストダウンが可能です。以下に、各加工方法の比較表を作成しました。用途別に加工方法を選択することが大切です。端子の調達をご検討の際には、ぜひ冷間鍛造加工のご採用を検討ください。
![]() 冷間圧造加工 | ![]() プレス加工 | ![]() 切削加工 | |
| 金型の初期費用 | 〇 数十万円程度 | ✕ 数百万程度 | ー |
| 金型の保守費用 | 〇 メンテナンスパーツ少 | ✕ メンテナンスパーツ多 | ー |
| 材料ロス部分 | 〇 ロスが殆どない | △ 多少のロスあり | ✕ ロスが非常に多い |
| 量産単価 | 〇 月100万本以上の生産可 | 〇 量産可 | ✕ 低生産稼働率 |
| 生産性 | 〇 安価 | 〇 安価 | ✕ 非常に高額 |
| 先めっき材使用での母材の露出 | 〇 先端のみ | ✕ 抜き面が露出 | ✕ 使用不可 |
| 先端形状 | ![]() 4面R Rの角度、寸法は変更可能 | ![]() 2面R | 2面・4面R |
| その他特徴 | 丸ピンの加工容易バンドリア化によりピッチ変更に対応端子全長変更は調整のみで金型の新規製作が不要 | 端子ピッチや全長変更は、金型の新規製作が必要丸ピン加工困難 | 丸ピンのみ加工可能 |
| 別称 | 冷間鍛造加工 コールドヘッダー加工 フォーミング加工 | スタンピング | ー |




